どうぞ、よしなに

思い立った瞬間未来が動き出して

月9”いつ恋”の井吹朝陽に中間淳太くんを重ねてみるという楽しみ方

前回も書いたように私はあまりテレビを観ない方だ。(あくまでも他人と比べてだが)
部屋のテレビを全くつけない日ももちろんある。
今現在放送時間を心待ちにしているものは少年倶楽部、朝ドラ、3タック回のジャニ勉といったところ。全くもって地方民とは寂しい。


テレビを観ないと言っても特にすることのない時はなんとなく電源を入れてみたりもする。
そんな感じで今期の月9【いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう】の第3話目を観た。
今回の月9、タイトルがやたら長いこと、キャストがとにかく豪華だということ、このメンバーでビストロスマップに出ていたことくらいは知っていた。
ぼんやり観た第3話はとにかくよく話の内容が分からなかった。当たり前だ。だから私は基本的に1話目から観たドラマしか観たくない。
それなのにまた次の月曜日もなんとなくテレビをつけ、観始めた第4話。
なんとなくだが前回放送を観ている分、誰が誰を好きで、なのにどうして一緒にはなれないのか、上京をしてきてどんな仕事をしているのか、彼等の線が徐々に見えてきた。



そんな中フッと一瞬、井吹朝陽(西島隆弘)が中間淳太くんに見えた。



凝視するとそんなに似てないなと思うが、ぼんやりと見ていると淳太くんに見えてきて仕方がない!
両者ともトレードマークに唇があがる共通点があるのもそうだろうか。

それよりも私の中では、若干丸っとした髪型、シャツにジャケットというカチッとしたキレイめな服装という井吹朝陽のフォルムが、きみメロを歌う淳太くんと重なって仕方なかった!


しかも井吹朝陽とは父親がいくつもの事業(主に老人福祉施設)を手掛ける社長で所謂ボンボン。女遊びやら豪遊をするチャラ男だが、仕事は酷く真面目でお年寄りや過酷な労働をこなすスタッフを労る心を持ち、困った時に現れるヒーローの様な存在であり王子様だ。
まさに”硬派なチャラ男”。
そんな彼も明るく振る舞う一方、心に闇を抱え家族、夢、愛、希望、色んなものに悶えている一面もある。

4話目ともなると、彼のチャラい部分よりも硬派な部分ばかりが出ており、尚更淳太くんと重なって見えた。


終盤、井吹がヒロインへ電話を掛ける。
「もしもし井吹ですけど。こんな時間に申し訳ないんだけど……………… 君に会いたいんだ」

ときめいた!率直にときめいた!!
世の中がにっしー最高!!!井吹さん最高!!!の中、淳太くんんんんんんんん!!となっていた私である。

もうにっしーを、井吹さんを淳太くんとして見ている自分しかいなかった。


その流れからの次回予告、片思いの相手がいるヒロインに対して淳太くんが「僕なら君に両思いをあげられるよ?」と言っている!最高じゃないか!!!
あんな甘いマスクのイケメンボンボン(しかも硬派)にこんなこと言われるなんて!!!と勝手にヒートアップした。

それからというもの、井吹朝陽を淳太くんと重ねて見ることの楽しさを覚えた私は兎に角月曜日の9時が待ち遠しかった。



5話は序盤から淳太くんとヒロインのツーショット。どこぞやの屋上でお高そうな望遠鏡でいつものことのように星を眺める淳太くん。嬉しそうに望遠鏡を覗くヒロインを隣で微笑ましく眺める淳太くん。タートルネックにジャケットというまさしくきみメロ衣装な淳太くん。
「片思いは扁桃腺のようなものだよー。何の役にも立たないのに、病気の元になる。」という謎の名言を残す淳太くん。
そして1週間待ちわびたあの言葉「僕のこと好きになりなよ…… 僕なら君に両思いをあげられるよ?」と放つ俺様を優しさでコーティングしたような告白をする淳太くん!!!!!
ヒロインからは「私一度人を好きになったらなかなか好きじゃなくならないんです。好きになって欲しくて好きになったわけじゃない。片思いでも同じだけ好きなままなんです。」と言われ、あぐらからそっと正座に座り直し
「はいっ。僕も同じ意見です。」と微笑みながら右手を挙げこっそり思いを引かない淳太くん。
全てにドキドキさせられた。

何度も言うが私の中では にっしーでも井吹さんでもなく、淳太くんなのだ!


それからも、やはり淳太くんは困った時に居てくれて助けてくれるヒーローであり続けた。


御曹司でイケメンで、スタイルの良さを際立たせるカチッとした服装、金持ち特有のSっ気保持者(偏見)ながらも度々茶目っ気を見せ、よく周りのことを見てくれている井吹朝陽はまさに中間淳太くんだったのだ。


それから5年の月日が経った今日の6話では、以前にも増してバリバリと仕事をこなし、彼女となったヒロインにパーティー用のドレスに加えPRADAのバッグまで一式をさらっとプレゼントする。更には大きなダイヤの指輪をポケットに構え、高級レストランでプロポーズを試みるのだ。そんな彼が父親に認められたいが為に、自分の信念と夢とで揺れだし始めた。
父親に対するあの目の輝きに、きっと彼は彼の信念を曲げるのだろうなと感じた。


淳太くんの場合この夢はデビューだ。
ここでもがくのもまた井吹朝陽に重ねた淳太くんだ。



これから切ない感情を抱かざるをえない流れだが、私は間違いなくこのドラマにトキメキを貰っている。